HP製作に向けて(2)

今日は、たまたま読んだ雑誌に面白い事が書いてあったのでそれについて書いてみる。

【数字のちから】についてだ。

表現に用いる数字は、考え方や見せ方によって大きく印象を変えるという事だった。
例えば、身近な所ではスーパーのチラシでいうとイチキュッパという表現がそれにあたる。
今では日常化して当たり前となったイチキュッパという表記の仕方だが、そうでない表記の仕方よりはやはり安く感じるというのが人間の心理だという。

2000円の商品を1980円と表示するのはもちろんお得感を読み手に与えるが、1900円で売れる商品を1980円と表示しても読み手にお得感を与えてしまうマジック。
1900円と表記すると読み手からは『割引き無しの値段設定』と捉えられやすくなるのだという。

また、もっとわかりやすい例では、勝負事での表現。
『0勝5分け』と『5戦無敗』では圧倒的に後者のほうが強いイメージを読み手に与えるというもの。
『0勝5分け』ではパッとしない成績で応援する身になれば頼りなく、次の戦いで勝たなければファンとして見限ってもおかしくない。しかし『5戦無敗』では次の戦いで引き分けでもOK、負けてもまだ1敗という心理が働く。

このように、数字の表現の仕方で読み手の興味を引く事ができる。

デジカメの画素数なんて素人からしたら全く何がすごいのかわからない。
しかし『高画質!』よりも『○万画素!』のほうが買いたくなる。
ダイエット商品では『65%の人に効果アリ!』よりも『3人に2人に効果が出てる!』のほうが買いたくなる。

こういう数字の表現は今までは普通に見過ごしてきたが、意味を考えると非常に面白いと思った。

広告を出す企業側は、考えて客が喰いつき易い数字の表現を使っているのだ。
別に虚偽だったり誇大表現をしてるわけではない。
消費者側は、数字の本当の意味を考え自分の単位に直してから商品価値を見出す事が今後の課題というわけだ。


HP製作も同じだと思う。
サイト管理者が、工夫して読み手を増やしていくにはこんな数字の仕掛けも作戦の一つとしてありかなと。

これからは広告や新聞など、数字が使われる媒体をそういう視点から分析しながら見て数字力を身につけていきたい。

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