2007-01-01から1年間の記事一覧

うまくいかない人生のカラクリ

今年は借金に始まり、借金に追われ、借金に心を入れ替える事を決意した一年だった。借金の始まりは、実際は今年ではなくもっと前の事だが、本格的にどつぼにはまったのは今年に入ってから。借金を返す為の借金・・・止まれば優雅な生活も築いた信用も失うと…

嗜好に関する思考

誰が考え始めたのかわからないが、経済学に行動経済学という非常に興味深い分野がある。人の好みが行動にどういった影響を及ぼすかをテーマにした分野だ。 これは"各個人の我慢に対する報酬がどの程度か"というもので時間選好率というものであらわされる。例…

人生の天ぷら

今年の夏頃から、資源価格の高騰やBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国の経済成長著しい新興国の総称)の経済成長に伴う需要増大から、企業は資源の採掘や製錬にコストをかけても採算が取れるようになってきたようだ。日本では神戸製鋼所が新しい技術を打…

見守られる化

来年4月から上場企業約4000社に内部統制の義務付けが行なわれる。今年相次いだ大手企業の不正は、企業内で社員がグルになって行なわれたものが多く、消費者や管理する国に不透明な部分が大きい事が懸念されたからだと思う。 環境問題・他国との関わり・政治…

自分淘汰

このブログでも数取り上げた事だが、今年は有名食品企業の不祥事が目立つ年だった。不二家、白い恋人、吉兆と名立たるブランドが消費者を欺く形で信用を失っていった。どれも賞味期限を改ざんした悪行であり、築いてきたブランドの信用を逆手に取るような卑…

ある雑誌にソニー会長のハワード・ストリンガー氏のインタビューが掲載されていた。メインはPS3の値下げと今後についての話だったが、私が注目したのは次のような発言だった。 インタビュアー:あなたは古い時代の大統領選をテレビで見たと思いますが、今回…

こんな大人いるかな

今年も残すところ後1週間を切った。年が変わるからといって、私に関しては浮かれる要素など何一つ無く、仕事も年末年始は稼ぎ時という事でほぼフル稼働となる。このような生活をもう10年繰り返していると、"国民の休日"のあり方を考えてしまうが、借金の現状…

頭の良いサンタさんになりたい

今日はクリスマスイブ。いつも苦労かけている妻に何か大きなプレゼントを・・・と思っても先立つものが無くサンタクロースにはなれそうにない。こんな時、自分勝手な自分の為だけの遊びで作った借金のバカらしさをつくづく感じてしまう。少ない小遣いではあ…

M1グランプリから学ぶ

今日は日本競馬のグランプリ、有馬記念が行なわれた。今年の競馬を締めくくるファンにとっての集大成であるレースだ。今ではもう競馬に使う時間も惜しいと思うようになり、予想も「好きな馬がグランプリを獲ってくれれば嬉しいな」程度に適当にしただけ。ま…

裸の王様

グッドウィルグループの事業停止がほぼ確実となったようだ。介護事業に続き、TVドラマにもなるほど世間から認知された本業の派遣業までもが停止命令。停止期間は約2〜4ヶ月とそれぞれの事業所によって異なるようだが、この空白は予想以上に大きいと考えら…

責任のサイクル〜自分自治〜

私の借金生活は私自身の自治に管理されていると言っていい。全ての借金返済に関する努力や結果、あるいは怠慢や妥協、全てが私一人の言い分や表現という処理で周囲へとアピールされている。 それは私一人の"中央集権"とも言い換えられ、時にそれは自分で自分…

アルゴリズム借金

私は一年前にあるテレビ番組にはまっていた事がある。NHKで放送される子供向け番組『ピタゴラスイッチ』だ。ピタゴラ装置と言われる単純な連鎖の力で行なわれる一連の動きは"奇妙なもの"好きの私を虜にした。その装置は、連鎖は単純なものの仕組み自体は考え…

目には目を、歯には歯を

昨日は『がんばれ!橋下弁護士!』をテーマに裁判と弁護士のあり方について書かせてもらった。光市主婦殺人事件を通して、近年のぬるかった司法が揺らぎ変わろうとしている感を受けるのだが、なぜここまでこの事件は大きく報道され、司法を根底から変えよう…

橋下弁護士に学ぶ

最近、光市主婦殺人事件関係のTVでの発言により、橋下弁護士VS弁護団の争いが過熱している。この事件の差し戻し審で「1審・2審は何だったのか?」と思わせる被告人弁護団の主張の変化に橋下弁護士は刑事裁判のあり方に不満を持ち、弁護団の懲戒請求をTVで促…

親の心 子知らず

今年もクリスマスの時期がやってきた。何年か前には「クリスマスは苦しみます」という今では笑えない洒落が飛び交ったものだが、実際に仕事や諸事情でクリスマスを普段通りに過ごす事になった人でも、このクリスマス週間の雰囲気に少しの楽しさも感じない人…

時には若い女性のように

最近では企業のエコに関する取り組みや商品開発のニュースが多く目に付くようになってきた。自己の利という狭い視野しか持てずに不祥事を報道される企業がある一方で、真面目に地球規模の大きな視野で共存を図ろうとする企業がある・・・これもまた"格差"同様に…

借金曼荼羅

お客様から企業へ、企業から社員へ、そして社員はお客様として他の企業へ、その間に税金として国へ、国は他国へ・・・お金はいろんな所を回りまわって経済を為している。植物は酸素を作り、その酸素を人間や動物が生きる為に使い、人間や動物が吐き出した二酸化…

頑張るとは

今日も私の一日は自転車通勤から始まった。厳しい寒さの続く近況に正直言って「車で通勤したい」というのが本音なのだが、一日の始まりを"妥協"から入るのでは"自分制御"を心掛ける私にとってよろしくない。もともと自制心の弱い私は一度決めた約束事に"妥協…

生き甲斐

私は今、借金返済生活の中で普通の人より多くの"苦"を経験している。今まで人より多くの"楽"を選択してきた結果である。 過去の私は"楽"という分野に"生きている"という自分の存在する意味を据えてきた。「人生楽ありゃ苦があるさ」の文句の通り、"楽"があっ…

妻を"かわいい"と思う理由

テレビを妻と一緒に見ていた。何かのクイズ番組だったのだが、漢字の読みを答える問題で『湿布』という熟語が映し出された瞬間、妻は「こんぶっ!」と発した(答えは"しっぷ")。この間違い方をみなさんはどう思うのだろうか。「アホ」「バカ」に「救いようの…

「利と理」の化かし合い

船場吉兆が農水省に報告書を提出したというニュースが昨日メディアで報道されていた。船場吉兆については当ブログでも批判したことがあるが(http://d.hatena.ne.jp/jmmjf524/20071118)、その時に対比したのが10億円寄付のスーパーおばあちゃん。船場吉兆の会…

武士は食わねど高楊枝

今の私のお小遣いは3万円なのだが、そのうち2万5千円が返済に当てられるので実質5千円が自由に使える金額になる。この時期は忘年会や帰郷してくる友人との飲み会などで毎年数万円が必要となるのだが、去年までは消費者金融という打ち出の小槌があったので心…

自分革命〜失われた"徳"〜

今日、何気なく気付いた事・・・借金返済生活を始めて約4ヶ月ほどは何となくパチンコ店が目に入り、様子見とリハビリを兼ねてぶらっと入ったりしていた私だが、最近では出勤途中に5店舗あるにもかかわらず全く気に留めなくっなっていた。「そういえば最近目にも…

貧乏人は麦を食え

今のメディアは否定する事で食い扶持を稼いでいるような印象を受ける。亀田三兄弟、政治家の失言、企業の方針・・・全てにおいて否定する事で私達視聴者の目と興味を惹き、いかにも「私達はどこよりも真実を報道しています」的な印象を強要しているようにしか思…

ノビ太になりたい〜ドラえもんの価値感〜

借金返済生活を始めてから、私の社会に対する価値観というものは大分変わってきた。 何もかもがお金で解決できると思っていた過去・・・これは逆に考えると「お金が無ければ何も問題は解決しない」という考えとなる。お金に絶対的な価値感を持つのは正しい事だ…

本性と仏性

もう少しで5ヶ月が経つ私の借金生活だが、自然に毎日の生活リズムが定着してきた。 『昼の顔』は極平凡な会社人間、借金の無い普通の生活をしている人間を演じている。まさか「ギャンブルに狂って借金があります」なんて上司や部下に言えるはずも無く、社会…

三本の矢の真意

ギャンブルでも何でもそうなのだが、巷では誰もが知っているような有名で支持を得ているものよりも、"主張しない陰の実力者"的な脇役に興味を惹かれるのが私の性格だ。故に競馬では大穴ばかり、パチンコでは大ハマリしている台、プロ野球やJリーグでも世間…

欲求ピラミッドに学ぶ【2】

昨日はマズローの【欲求ピラミッド】の説明と、大きく見たそれについての私の意見を書いてみた。ギャンブルでの借金により身を滅ぼした私にとって人間の"欲"に関する勉強は必須であり、糧となる。ただ、頭に知識を詰め込んだだけでは武器を手にして使い方を…

欲求ピラミッドに学ぶ【1】

私が借金をした理由、それはギャンブルでありお金や自己表現に関する欲求が病根として挙げられる。そこから立ち直る為に今こうして自分制御ブログを書いているのだが、この"自分制御"というのは言わば人間の誰もが持つ欲求をコントロールする事。ゆえに私は"…

石ころの価値

私は借金返済生活スタートと同時に、いろいろな成功者の成功談から様々な人生観を勉強してきた。ある時は今が旬の企業社長であったり、ある時は話題のスポーツ選手だったり、ある時は歴史上の偉人だったり・・・当然、既に成功を収めている人達の武勇伝はそのま…