こんな大人いるかな
今年も残すところ後1週間を切った。年が変わるからといって、私に関しては浮かれる要素など何一つ無く、仕事も年末年始は稼ぎ時という事でほぼフル稼働となる。このような生活をもう10年繰り返していると、"国民の休日"のあり方を考えてしまうが、借金の現状を思うとそんな事も言ってられない。働く事に「いやだいやだ」と言うよりも「仕事があるだけマシ」…こんな風に考えるしかないのだ。
NHKの番組『おかあさんといっしょ』に、『こんなこいるかな』というコーナーがあったのを知っているだろうか。1986年〜1991年に放送されていたのだが、私はそのコーナーのファンだった。
登場キャラクターは
- いやだいやだの"やだもん"
- こわがりやの"ぶるる"
- いたずらっこの"たずら"
- わすれんぼうの"ぽっけ"
- くしんぼうの"もぐもぐ"
- ちらかしやの"ぽいっと"
これは私が夢中になっていた初期のメンバーで、後にも個性あるキャラが加わる事になる。
まだ小学校に入ったばかりの頃の話だが、私は既にこのキャラクター達の集大成とも言える個性の子供だった事を覚えている。母親に叱られる時には、この全てのキャラクター達の名前を出されてはハッと思い反省していたものだ。
その反省を活かすも殺すも自分次第、私は活かせず今に至るわけだ。良くも悪くもこれが自分の個性だと言い切ってしまえばそれまでなのだが、例えそれが周囲にとって「おもしろい」「楽しい」性格であったとしても、30歳手前にして『こんな大人いるかな』ではまずいと思う。
- 貸して貸しての"しゃっきー"
- やる気なしの"にーとん"
- 自分が可愛い"えごえご"
- なるようになるさの"なるなる"
- もうだめだの"だめぽ"
- 好きなものは好きの"やっぱすっきゃねん"
これではかわいくもなんとも無い。自立した頼りがいのある大人である為には、『こんなこいるかな』・『こんな大人いるかな』のキャラクターではいけないのだ。
『こんなこいるかな』は子供達に対して「僕と同じだ!」「あのこと同じだ!」という【共感・安堵】の中にのびのびとした【解放区】を見つけ、その中に【安心感】を得る事をテーマにしたと作者は言っている。大人が同じテーマで社会の中で生活するならば、それは責任を果たす事・世の為人の為を信条とする事で達成されるのだと思う。ニュースで見る暗い話題に「あ、同じだ」と共感・安堵して解放区を見つけ、安心していてはダメなのだ。逆に、違う所を自分と比較して妬んだり高飛車になるようでもダメ。
『こんな大人いるかな』とは、他のキャラクターから自分のあるべき姿・理想の人間像考え直し、精進する事がテーマとなる。私のように、消費者金融のテレビCMやお金の価値観の低下に流されているようではいけない。"自分らしさ"という解放区は、共感・安堵する一方で、その上を目指そうとする意識の向上にある。それが大人というものなのだ。
年末年始のフル稼働・・・決して恵まれた境遇ではないが、世の為・人の為と前向きに考える事で安堵となり、そういう風に考えられる自分に安心感を覚える事が、私が借金から開放される為の第一歩となる。
只今の借金5844000円 総返済額156000円
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