メモをとるという事は・・・

今日はHP製作にむけてデザインの項目について勉強した。
2年位前に購入した『WEB知識の製作 知識とルール』という本なのだが、良くある初心者の為の本と違ってかなり内容のレベルが高めの本だ。CSSとWEB製作について解説されている本で、ホームページビルダーとかそういうソフトは一切使わずにHTMLで自分で1から組み立てる、さらに見栄えのいいサイトを作りたい人の為の参考書である。

2年前に購入した本をなぜいまさら?

当時の私は、意気込んで買ったはいいが勉強しようとページをめくった途端にあきらめてしまった。今までの人生の中で長続きしたことと言えばギャンブルくらいで、勉強するとか何かを極めるということに全く持続力がなかったのである。だから何でも中途半端、これまで大好きで続けてきたギャンブルでさえ中途半端。先日も書いたが、成功をおさめる人は半端なくがんばれる人という条件が必須である。今の借金まみれの自分は相応な結果だといえる。
こんな自分が変わろうとして始めたのがこのブログであり、HP製作である。

継続は力なり・・・いい格言だが実に難しい事だという事を実感している毎日だ。

で、HP製作の勉強だが学生時代以来になるノートを取って勉強するという方法をやっている。ノートといっても、本を読みながら大事な所をつらつらとメモする程度なのだが。

人はなぜ『メモ』をするのだろうか。
皆さんは今まで『メモ』した事があると思うが何のためにしたのだろうか?

大多数の人は【忘れないため】、【書いて覚えるため】という回答だと思う。しかし『メモ』する事の大切さは他にあるらしい。
【『メモ』とは忘れるためにする事である】
有名な経済評論家が言った言葉である。人の頭は物事を記憶する事に限界があり、詰め込めば詰め込むほど新しい事が入りにくくなるというのが理論らしい。
例を言えば、仮に30分以内に初対面の100人の顔と名前を覚えなければいけないとする。メモ無しに記憶力を頼りで暗記しようと思い挑むのと、顔の特徴と名前をメモしながら挑むのとではどちらを選ぶだろうか。また、どちらが正解率が高いだろうか。(回答時にはメモした紙はみないものとする)

絶対に『メモ』した側が有利に決まってる。メモ無しでは100人目まで到達しない可能性も十分ありうる。なぜ到達できないか?忘れる事ができないからである。要は効率が悪いということ。それに対してメモを取った側は、安心して次へ次へ進める。100人目までメモして余裕があるかもしれない。なぜ次へスムースに進めるのか?それは忘れる事ができるから。
忘れるといっても一度メモしたことは頭から完全に消されるわけではなく、何かのきっかけでポッと浮かんでくる。そのきっかけが何であるかはわからないが、100人目の顔と名前さえ知らないメモ取らない派よりはぜんぜん有利だという話である。


【メモは忘れるため】
一見、矛盾してるような考えだが話を聞いてなるほどと思った。
以前このブログに書いた【作業の分担化】に似ている。
学生時代はただ面倒くさいだけの作業と思ってたノート取りは、新しい事を次々覚えなければならない学生には実に理にかなった勉強方法だったのだ。

間違えても【自分は記憶力には自信があるから】なんて言ってはダメだと思った。
特に何事にも中途半端な自分は。

只今の借金5980000円 総返済額20000円