名コラム

今日は久しぶりに立ち読みの話。
週刊文春】という本をぺらぺらめくってると面白そうなコラムが目に入った。

精神的に参ってるときは体力的に参ってしまいましょう。所詮は精神的な苦痛など体の苦痛には勝てないのです。
中学生の時、飼い犬が死んでしまって号泣しているときも下痢で腹が痛かった瞬間だけは悲しみを忘れていました。

こんな文頭で始まるコラムだった。読んでいくと、日常の様々な問題に頭を抱えていた時に思いつきで富士山を登りに行った時の話が載っていた。山の登りはじめは我に返り愚かな行動だったなと反省するも、頂上が近くなるにつれて、

やはり何事も一歩一歩、確実に進んでいけば目標に到達できるのです。
逆を言えば最初の一歩が無ければ何処へも到達しません。

という考えになったそうだ。
これを読んでとても共感できた。私の場合は日常の悩みとかそんな上等なものではなく自業自得の借金苦なのだが、目標に向かって一歩一歩という考えが同じであり、登山ではないがジョギングという体力的苦痛が毎日の楽しみとなっている。確かにジョギングは苦しいが、借金返済に多くの時間を費やしている私にとって、ほんの30分程度だがその事を忘れる事ができる時間だ。忘れる事など許されない大失敗だという事は重々承知だが、今の楽しみがジョギングになっていたという事実を考えれば、どこかで精神的に参っていたのかもしれない。走り終わった後は、さぁ頑張ろうという気持ちになれる。いい感じにリセットされてるのだ。

このコラムは私の考えや行動を肯定してくれるようで夢中になって読んでしまった。
しかもこの著者は高名な学者や文豪ではなく、なんとお笑い芸人の【劇団ひとり】だったという事も何か好感を持てたのだった。

只今の借金5956000円 総返済額44000円