自分自身、ついでに社会

今日は仕事が早めに終わり、いつもよりはゆっくりとしたアフター5ならぬアフター10を過ごす事ができた。夜飯、ジョギング、風呂、休憩、HP作業とゆとりを持ってこなしていった。
休憩中は何も考えずテレビを見たり、本を読んだりというのが常なのだが、テレビCMでふと考えさせられる事があった。
それは『AC公共広告機構』のCMだった。いつも人の心を掴むキャッチフレーズで、人に今大切な事を語りかけるこの団体のCMは、TVに映るとなぜか見入ってしまうから不思議だ。今日見たCMは、『自分の時間を子供達の為に少しでいいから割きましょう』という内容だった。掃除、ジョギングなど自分の為の生活や趣味に使う時間でも、周りにいる子供達を見守ってあげようというキャンペーンだ。私なりの見解だが、いつものジョギング30分を25分にし、5分を子供に対する犯罪から守る為に使おうとかそういう事ではなく、言葉の印象は悪いが「ついで」にという事だと思う。私であれば、「今日はいい汗かいてるな」「今日もジョギング継続できたな」と自分の事ばかり考えるのではなく、もっと大きく周りにも気を配りながら走るという事になる。簡単に言えば、ジョギング兼パトロールをしようという事だ。
このCMを見たときは少し考えてしまった。ジョギングをする事で『自分は普通の人より頑張っている』という自己満足に浸っている所があり、もっと正直に自分を追い込むと、自転車通勤にしろジョギングにしろ全ての生活において自分の特になる事だけに思考がいっていたからだ。
普通に考えると別に自分中心に物事を考える事は当たり前であって、正直者が馬鹿を見る時代といえばその通りの時代であり、私のように自己中心的でも間違いではないと思う。ただ、間違いではないだけで正解でもない、そういう事を15秒のCMで考えさせられたのだった。
CMを見た後は、AC公共広告機構のHPへすぐ飛んだ。そこには今までのCM作品などが見れるようになっており、印象に残ったキャッチフレーズでは『しっているを、しているへ。』という言葉、今の私のことだ。今は自分の将来の為に勉強してはいるが、それができているかといえばできていないし、社会的な問題に対してやらなければいけない事をわかっているつもりだが、まるで他人事だ。
もういい大人なのだから、これからは【人として】をテーマに、自分自身に対しても周りの社会に対しても気を張っていこうと思う。
今の私では、多額の寄付とか人の為に仕事を投げ出しボランティア活動なんて事は難しいが、「ついで」にでもできる事から始めてみよう。『しっているを、しているへ。』その一歩を踏み出す事が大切なんだ。
参考までに→公益社団法人ACジャパン

只今の借金5936000円 総返済額64000円