帰り道

今日は難しい話を休んでたまには日記らしいものを。仕事から自転車で帰る途中にあった出来事を書いてみようと思う。
まず、会社から出るとそこは飲み屋の連なる道なのだが運転代行が多数停車して客を待っていた。土曜日という事もあり街にはいつもより人があふれ、それを見込んでの待機なのだろう。そんな中、私は人の歩いていない道路をすいすい通り過ぎていたのだが、不意に一台の車から声を掛けられた。
「運転代行どうだ?」
周りを見渡すが歩いている人はいなくて私一人。
「は?」
と一応聞きなおすと
「だから運転代行どうだっていってんだ」
と返ってくる。客商売とあろうものがその口の利き方はなんだと思いながらも、まず私は自転車にまたがっているのだ。よほど暇なのかと思いながら口の利き方にも怒りを感じ、当然無視してその場を通り過ぎたのだった。


次、妻から頼まれていたケチャップを買いにスーパーへ。時間は23:00近く、車も止まっていなく人もあまり歩いていなかったので自転車に鍵をかけずに店に入った。目的を果たし店を出るまで約2〜3分、外に出ると私の自転車に酔っ払いのおじさんが乗って近くの交差点で信号待ちしていた。
「おおおおおい」
驚き、慌てて走りながら叫び自転車を掴み、私の自転車だと伝えたところ
「じゃぁ俺のはどこだ?」
と聞いてくる。
「知らない」
と答え早速降りてもらった。そのおじさんは店の方に戻り自転車置き場から自分の自転車を発見したらしくこちらを向いて手を振り「すいませーん」を大きな声で連呼、そういう時に限って人通りが急に多くなるもので、私は少々混乱し
「ぁ、はーい」
と訳のわからぬ返事をして素早くその場を立ち去ったのだった。

次、パチンコ屋を数店舗通り過ぎるのだが、時間が閉店時間と重なり人が駐車場に数人いた。車から溜まった吸殻を捨てている人、ゴミを捨てている人、車の中でふんぞり返って電話してる人など見ては、いつものように『自分はもうこうなるまい』と思いながら通り過ぎようとした。すると一人のおじさんがこちらを見ながらニヤニヤしているではないか。何かと思い見ていると、札束を持ってうちわのように自分を扇いでニヤニヤしているのだ、「いいだろ〜」的な雰囲気を出し私を見ながら。何様のつもりだろうか・・・、呆れて颯爽と通り過ぎたのだった。

次、家の近所の交差点で信号が青になったので道路を渡ろうと走り始めるとすごい勢いでタイヤをキュルキュルいわせて右折してくる車が迫ってきた。右折車と自転車、守られるのは私の方なのでそのままゆっくり走っていると当然車は急ブレーキ。睨んでやりたい所だったが、今日は多くの変なおじさんに絡まれたので悪い予感が走り、車の方を見ず何食わぬ顔で家へと帰った。



ほんの10〜20分の間に訳の分からない運転代行につかまり、もう少しで自転車を盗まれそうになり、変なパチンコ狂に怪しい視線を送られ、挙句の果てにもう少しで車に轢かれそうになったのだ。これはもうブログに残すしかないと思い書いてみた。
今日は仕事以上に帰り道で疲れてしまった一日だった。

只今の借金5931000円 総返済額69000円