マニュアル

ある雑誌に【我が家の危機管理マニュアル】という記事があった。

• わが子が殺人や異常犯罪を起こさない為にどう教育するか。
• 嘘をついたときにどう対処するか。
• 不良と付き合っているのがわかったらどうすべきか。
• ナイフを隠し持っているのがわかったらどうすべきか。

このような小見出しで、いろいろな見方で対処するマニュアルが真面目に書いてあったのだ。確かに最近は未成年の犯罪が目立つ世の中だが、"犯罪を起こさない子を育てる為の教育マニュアル"が雑誌に載るような時代なんだなぁと、今の時代を寂しく思うとともに、自分が子を授かった時にはこのような記事を読み漁るようになるのかとも考えてしまった。
私の親も雑誌にこのようなマニュアルを探していたのかはわからないが、同じような心配をして育ててくれたのだろうかと思うと感謝の気持ちでいっぱいだ。子を持つ気持ちはまだ未経験であまりわからないのだが、いろいろな心配をしながら教育するのは相当な苦労だと思う。でも、さすがにその数ある心配事の中に、自分の子が借金地獄におちいらないようになんて事までは無かったはず･･･そこまで自分の子を最初から疑って育てる親なんて聞いたことがないし･･･。予想外に出来の悪い息子であることを心から謝罪したい気持ちでいっぱいである。
さて、私はこの記事を読んでいて私自身のマニュアルを作るべきだと考えた。【私の将来の危機管理マニュアル】である。普通の人はこのような事を書き出さなくても自然と感じて生きていくのだと思うが、将来の危機どころか今現在が危機である私にとっては自然と感じている余裕など無く、しかも自然と感じなかったからこそ今の状態があると考え、実行しなければならないと思った。昨日のブログで書いたこともその一部となる。
まず、私にとっての"危機"とは何なのかという事を考えてみる。だらしがない、信用が無い、収入が少ない、甲斐性が無い、運が無い･･････きりが無い。あるのは借金だけなんてオチは笑えないが、最終的に未来が無いなんてのはもっと笑えない。
次は、このような将来を考える上での"危機"を乗り切る為には、どのようなマニュアルを作ればいいのだろうかと考えてみる。･･･が、少し真面目に考えたのだが、はっきり言って私の頭では難しすぎる問題だった。そこでマニュアルを辞書で調べると、日本語では使用説明書だという事がわかった。ということは【自分説明書】と理解していいのか･･･と、ここでピンときた。そう、このブログで書いている【自分制御】こそ【私の将来の危機管理マニュアル】そのものだったのだ。
私は自然とマニュアルというものを作り始めていたみたいだ。完成には程遠いし、それが正しいのかどうかはわからないが、すでに実行していたという点では少し自分を見直したのだった。

冒頭で『犯罪を起こさない子を育てる為の教育マニュアルが雑誌に載る時代』に対して寂しい事と思ったと書いたが、私自身も『借金から抜け出す為の自分教育マニュアルを作らなければいけない状況』なわけで、それはそれで寂しい事だと思った。
どちらも本来はマニュアルを作るほどではない、人間としてごく普通に考えれば問題になる事ではないと思う。だが、"今"の状況が状況であるだけに、早急な問題解決を目指し、明るい未来を想像できるようなマニュアルが必要なのかもしれない。

只今の借金5916000円　総返済額84000円　
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