『2.0』宣言

今日読んだ本で、『普段から勝ち癖をつける事が大切だ』という記事があった。昨日の自分制御ゲームとほぼ同じような内容であり、私の考えは間違っていないという事が証明されたような気がしてほんの少し嬉しかった。
さて、今日は【2.0】について。
今年の映画ではダイハードシリーズで最新作"ダイハード4.0"が公開されたが、それまではダイハード,ダイハード2,ダイハード3と順番にきたのに今作は4.0。これは何を意味しているのかと言うと、『進化していますよ』という事を強調するための表現らしい。もっと身近なところでは、【ウェブ2.0】という言葉が少し前から言われているのを聞いたことがあると思うが、これも"進化している"という事を表している。
ウェブに関しては、今までは情報に関して受信や検索という"受身"な感じだったものが、ブログやＨＰを気軽に利用できるようになり、"共有や発信"をできるようになった。利用する人や利用の仕方が進化したと言う意味での【ウェブ2.0】だと定義されている。
また、これに影響されてかはわからないが、【消費2.0】という言葉もでてきた。数年前はたまごっち、携帯テトリス、ウォークマンなど、口コミやテレビ・雑誌でどんどん人気が上がり、持っていないと時代遅れだと言われた商品は瞬く間に日本全体の消費者を魅了した。大ヒット商品と言われるものだ。しかし、今は違う。口コミと言っても皆が慎重になり、本当に自分に必要なものかどうかをネットでどんなものか調べてから買う時代であり、目立たない商品でも性能が良ければ必要とする人達の間で自然と話題になっていく。逆に、どんなに性能が良くメディアで盛大に取り上げられている商品でも、自分に必要が無ければ見向きもしない傾向が強くなっている。世間的に、"持っていなければ時代遅れ"という商品は現在存在しない。もう少し掘り下げると、必要とする集団の大きさが以前に比べて小さくなっているという事だ。各々が"自分らしさ"を追及する時代だと言え、日本全体を巻き込むような大ヒット商品が出にくい状態、これが【消費2.0】である。企業も宣伝方法をあれこれ考えているらしい。テレビＣＭはＣＭカットの録画により効果は薄くなり、ネットでアフィリエイトとして消費者自身に宣伝を委託するようになってきている。企業が消費者を魅了する以前とは違い、"消費者自身が新しい消費の波をおこしたり、企業の行動原理を変えたりする"、これが【消費2.0】の定義となる。
さぁこれからが本題だ。私は自分に"2.0"をつけたくなった。進化という響き、受身ではなく発信する事、自身が動いて波をおこす、など今の私なら"2.0"を名乗ってもいいのじゃないかと思ったのだ。
では、定義は何か。上の2つは"実際このように変化した"という事実が定義とされていることを考え、私はこう定めてみた。
【自分の言動への責任と将来への希望を持ち、常に進化し続ける姿勢であること】
これが私の【自分2.0】の定義だ。今の所、私は【自分2.0】であると小さな声ではあるが言う事ができる。結果がついてくれば、大きな声で言えるはずだ。
進化した姿を強調するこの表現の仕方は、ウェブや消費の話で考えると、さらに進化することはあっても【1.5】などに退化する事は許されないし、ありえない話である。そんな意味を含めて、私は自身の【自分2.0】を宣言をする。

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