勉強の仕方

あるビジネス雑誌を読んでいると、"年収2000万稼ぐ人の共通点"という特集をやっていた。興味があり読み進めていくと次のような違いを発見できた。
まず、勉強を習慣化しているという事。一日1時間以上2時間未満という短い時間だが毎日勉強を欠かさないというのが年収2000万以上(日本の社会人の0.5%)の8割を占める。年収がそれだけあれば毎日を気楽に暮らせそうなものだと私は思ってしまうが、それだけ稼ぐにはやはり"時代の流れ"とか"最先端の情報"というのが不可欠だという事なのだろうか。これにはちょっとビックリしてしまった。
そして、明確な目標を持っている人が9割を占める。これは私も身にしみてわかっているつもりだが、何か目標が無いと人は頑張れない。三日坊主、妥協という言葉が重くのしかかるものであり、何より頑張るという気持ちのきっかけとして必要不可欠なもの。ポイントは"明確"という所にあると私は思う。曖昧な目標はその時の気持ちの昂ぶりだけや見栄のような他人を意識した時に自分の中で作られるものと考えられ、客観的に自分の能力や将来の展望をじっくり考えた末にポッと出てくる自分中心な目標こそ"明確"だと言えると思う。例えそれが自分の能力から掛け離れていたとしても、きちんと自分を意識する事ができていれば、結果はともかく頑張った証として自分の糧となるはずだ。そういう意味での明確な目標を持つという事、これには頷いてしまった。
次は、年間に自分へ投資する金額30万円以上が5割。これを見た瞬間、私は一気に落ちてしまった。借金が無ければ真似できたのに・・・と。ギャンブルに大金つぎ込んでバカしてる余裕があったら600万を自分に投資していれば今頃・・・と後悔だけが残る。でもそこは私のテーマでもある"前向きさ"ですぐ立ち直る。5割という事は半分はお金をかけずに勉強したという事、ギャンブルでの借金が無ければ良い意味で今のアグレッシブな自分がいなかったという事など考えればいい。私はお金に余裕が無いので時間を投資してカバーしたいと思った。
さて、まだまだ共通点はいろいろあったが、今日は勉強について少し掘り下げてみたい。
学生、社会人を問わず勉強とは自分への投資と見て間違いない。誰もが例外なく遊んだり自分の好きな事に没頭したいという気持ちがあるに関わらず、その時間を削って、また大事なお金を使ってそれに励むのはなぜか。おそらくそれは自分の成長に喜びを感じるのを知っているからではないかと私は思う。私がギャンブルで勝利し快感を覚えのめり込んだように、テストや仕事でいい成績を収める事ができた時に感じる快感に喜びを持てる人が勉強にもめり込めるのだと思う。価値観は人それぞれだと思うが、"頑張った先にある自分の成長への快感"、そこに価値を見出せる人がいつの時代も成功者として人生を楽しむ事ができているのではないか。
勉強する事での自分の成長とは、目に見える形でいえば収入となる。年収2000万以上の共通点に、「勉強は収入に寄与すると思うかどうか」という問いに対して9割がYESと答えている。捉え方が難しいが、おそらくお金の為に勉強するのではなく、勉強して仕事や目標をこなすという達成感を尊重した上で、結果的にお金が付いてきたというニュアンスではないだろうか。お金の為にと考えてしまうと、好きで勉強している人に比べ視野が狭くなってしまいがちになり、なにより続かないのではないか。年収2000万という普通以上に生活するには申し分ない収入を得ている人の8割が今なお勉強を続けている事を考えても、"お金の為"だけではないという事がわかると思う。
私が学生時代に持っていた勉強へのイメージはいいものではなかった。どうしても周りから強制される感じがあり、"やりたい事"ではなく"やらせられている事"として自分の中で捉えていた。当然、進学という明確な目標を持った人には成績で劣っていた。決して怠けて逃げていた訳では無く、授業もそれなりに真面目に受け、テスト勉強だって頑張ったつもりだ。しかし、進学先を決めるなど未来の自分の為にという軸がある人にはどうしても勝てなかった。その時は頭の中身の差だと諦めていたが、今こうやって勉強に関して考えてみると、私が劣っていた原因は違うところにあったのかなと思う。勉強する事で得る自分の成長への喜びの大きさが違っていたのではないか。私がテストの結果だけに勉強の意味を見ていたのに対し、その人はもっと大きなスケールで勉強というものを見れていたのではないかと。
この私の学生時代のエピソードは、社会人に例えると『"お金の為"の勉強か"自分の為"の勉強か』と考える事ができるのではないか。お金の為だと"やらせられている"という強制される感が強くなり、視野が狭くなり、自分の為に勉強している人には勝てないのではないか。両者、かける時間やお金が全く同じだとしてもだ。私は学生時代だけでなく社会人としてもこの違いに敗北を感じている。ギャンブルがそうだ。お金の為に寝る間も惜しんで勉強に時間を費やしたが、結局私の勉強は視野が狭いものとなり、借金をし始めると強制以外のなにものでもなくなった。【お金の為>自分の為】だった。今私は勉強しているが、それは人生初の"自分の為"の勉強だ。借金返済という目標もありお金の為というのも多少はあるが、【お金の為<自分の為=明るい未来】という式を頭の中に置いている。



【勉強】とは何の為にするものか、そして何に喜びを持つかによってモチベーションや成果が違ってくるものだと私は考える。年収2000万なんて夢のまた夢のような話だが、そういった人達のスタイルを勉強する事は私の未来を明るくしてくれるはず。これからも自分の為に楽しく勉強を継続する事を心掛けていきたい。

只今の借金5892000円 総返済額108000円 
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