現代版日本昔話

昨日のブログで触れた『船場吉兆』にまた新たな不正が発覚した。今回は経営陣が言い逃れる事は無いと思うが、最初の賞味期限問題をパートのせいにするような会社は、やはり根本的に信用の無い仕事をしている可能性が高い事を実感した。今は営業自粛という処分を自ら課しているようだが、今回失った信用はかなり大きいと思われ、これからどういった動きをしていくのかに注目だ。
最近はどうも不正だ偽装だと暗いニュースばかりが目立つが、その中で心温まるというか感動するというか・・・良い意味で仰天してしまったニュースを耳にした。
もう皆さんもテレビや新聞で知っているとは思うが、"スーパーおばあちゃん"の話だ。88歳で一人暮らしのそのおばあちゃんは地元の南足柄市に、なんと10億円を寄付した。インタビューをTVで見たところ、エコを心がけ、節約を心がけ、世の為にお金を使う事で何かしらの見返りが自分に帰ってくるんですよと笑顔で語っていた。映し出された家の中は見事に綺麗に片付いており、テーブルの上には自分で作ったと思われる何かのビンを貯金箱に仕立てたものが置いてあったのが印象的だった。
私はこのニュースを見て、今までこのブログで語ってきた"エコ"・"掃除"・"世の為が自分の為"が実際に起こりうる事実だという事を目の当たりにできて非常に嬉しかった。そして、インタビュー中に出てきた『節約とケチは違う』という言葉も今の私の励みになったのだった。

この二つのニュースの違い、それはお金に対する思い入れの違いが両極端に表れているような気がする。一方は卑しく、そしてもう一方は尊く見ているように感じてしまう。昔話でもそうなのだが、大抵の話はお金に対して卑しい感覚を持つ方が馬鹿をみてしまう世の中なのだ。生きる上で何を優先的に考えるか、このプライオリティーによって人は悪魔にも天使にも姿を変えてしまうという良い例だと思う。
以前のブログ【2007-09-17 - 自分制御〜借金完済への光〜】で私は節約とケチについて書いた事があるのだが、それを含めて今までは"節約"と"ケチ"の違いを明確に説明しろと言われたら、胸を張って言葉で説明できる自信は無かった。だが、今回のこの二つのニュースによってその違いを自信を持って説明できそうだ。

〜〜〜"節約"と"ケチ"の違い〜〜〜

  1. 節約とはお金を尊ぶ事。真のお金の使い道を知るからこそ、無駄な資産の流出を惜しむ事。
  2. ケチとはお金に対して卑しい事。使うべき場で使わず、使わなくていい場を想定して資産の流出を惜しむ事。

by To-fu

どうだろうか。


私は借金を重ねていた過去、節約家でなければケチでもなかった。ただの浪費家だった。昔話で言うなら、結末を待たずに話の始めで悪い見本として真っ先に地獄に落ちるタイプ。昔話なんて子供だましの教材の一部だなんて高をくくっていたが、実は巧妙に世の中の仕組みを描写したものだったようだ。
昔話と言えば私の中で印象に残っているのは"こぶとりじいさん"だ。あれは確か良いおじいさんが鬼達にこぶを取ってもらい、しかも宝物をもらったという話・・・・・・・・・私にも近い将来、こぶ(借金)を取っていってくれる誰かが現れて欲しいものだ。
あ!そうそう。いい話を聞いた悪いおじいさんは鬼達の機嫌を損ねてこぶを増やして泣く泣く帰ったというのが結末だったっけ・・・・・・・・・卑しくなってこれ以上こぶ(借金)が増えるのは困る。やはり、高望みをせず地道に節約して頑張っていくことにするか。

本日の返済額14000円(銀行ローン) 只今の借金5868000円 総返済額132000円 
゚・*:.。. .。.:*・゜ご訪問に感謝いたします。゚・*:.。. .。.:*・゜
↓ランキングのご協力、よろしければクリックお願いいたします。↓
にほんブログ村 その他生活ブログへ  人気ブログランキングへ