短気は損気

テレビ、買い物、仕事・・・普段の何気ない日常に最近思うのは"エコ"に関する意識の広がりだ。電気メーカーは商品のCMよりもエコ活動参加を強調し、スーパーはエコバッグ持参でポイント付与、私の職場ではゴミに関する規則の強化などが挙げられる。私の妻もゴミ分別・リサイクルに人一倍こだわりを持っているらしく、そういうものにまだ疎い私は厳しい叱咤を受けながら指導され、影響されているような状況だ。

人は周りが変化する事にとても敏感であり、その変化の中で一人立ち止まるのには相当な勇気が必要とされ、変化そのものが変化を加速させるような状況を作り出している。"エコ"もまた、そんな人間の特性に例外なく広まりつつあるのだなぁと思い、そのような社会運動に意識が向いてきている私自身を嬉しく思う今日この頃だ。



変化そのものが変化を加速させる・・・これは"エコ"のような真っ当なものなら大歓迎なのだが、利に関係してしまうと私のように欲望に素直な人間にとってはただの偏りとなってしまう恐れがある。現に私はお金に対する価値観で、格差の広がる社会変化を上流の派手さにだけ見たので大失敗をしてしまった。お金持ちの豪華な生活がメディアによって報じられる中、"お金持ちになる為にはどうすればいいか"という内容の薄い情報が飛び交うようになり、下流である私は自分の生き方を貫く事ができずに背伸びして変化を目論んだ。変化しようとして深まったのは"自分への過信"と"根拠の無い自信"だけ…後にそれは架空のものとして崩壊し、その残骸が借金として残り、その除去に追われる今の生活となった。


自信は期待へと変化していく。過度な自信は大きすぎる自分への期待感であり、期待に応えられなかった時、自信は喪失する。そして、自信の喪失とは自分の中で大きな調整がなされることであり、喪失の調整とは何においても大変なものとなる。
私は今、借金によって喪失した自信・信用・資産の調整を行なっているわけだが、一筋縄にはいかない大変な作業の連続だ。その大変さに妥協し変化を急いでしまうと、それは現状の自分を過信することになり、果てには今より大きな喪失調整が待っているものだと考える。周りの変化にあせる事無く、自分のペースで少しずつ調整を進め、時には立ち止まる勇気を持つよう心掛けなければならない。
何かを得るという事は、失うものがその分増えるという事。得たものをいかに失わないかという事が大切なのだと思う。
自分の成長・発展という変化の過程そのものがあらゆる喪失に起因するものと考え、前進しようとする"根気"・期待に応えようとする"やる気"・流されず立ち止まる"勇気"・・・この3つを軸に慎重に事を進めていきたい。




只今の借金5839000円 総返済額161000円 
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