源氏物語に思いを馳せる

最近テレビを見ていて思うのが、ジャニーズの活躍は相変わらずすごいなという事。SMAPを筆頭にいろいろなグループが歌を出してはヒット、ドラマに出ては社会現象にまでなる勢いだ。私から見れば「一体どこに魅力を感じ熱狂しているのかわからない」というのが本音だが、これ以上踏み入るとただの悲しい男に思われてしまうのでやめておく。
私がジャニーズの存在を知ったのは確か光genjiの頃だった。ふわふわした髪型に煌びやかな衣装、ローラースケートで走り回る姿に「これがスターというものなのか」と思うだけで、今のように妬みのような感情は一切無かったのを覚えている。光genjiの印象は私にとってその程度、後は"とんがりコーン"のCMくらいしか思いつかないが、いつの時代も魔性とも言える美貌を持つ男子が多くの女子を魅了するという傾向は変わらないようだ。
新聞の記事で読んだのだが、今年は光genjiの名の由来となった『源氏物語』の千年紀なんだとか。光genjiのメンバーはもうしばらく見ていないが、本家本元の光源氏は1千年の時を経超えてなお、私達の前に姿を現している。一番現代の私達に読みやすいとされているのは瀬戸内寂聴さんの訳だ。
瀬戸内寂聴さんも結婚後に夫の教え子と恋に落ち、家族を捨てて我が恋路を歩んだらしいが、その本人が"恋愛のバイブルとして色あせぬ魅力"と語っているのだから相当恋愛の本質を捉えている作品なのだろう。この物語の最後は、『愛された女が川に飛び込むも一命を取りとめ出家、後に愛した男が手紙を送るも返事が無いことから、「他に男ができたのだろうか」と思う場面』で終わるという。
瀬戸内寂聴さんも恋多き人生からの出家…学生時代に多大な影響を受けたというこの作品に何か憧れのような思う所があったのだろうか。何にしても、今では偉い尼僧として人々に影響を与えている方が、自らの人生をも似たようにしてしまうような源氏物語・・・千年紀を迎えるほど愛され続ける理由がわかるような気がする。


私は恋愛価値観を語る前に己の人生の価値観を変えていかなければならない。源氏物語にある恋愛の華やかさに比べると全く色気の無い話になってしまうが、何が大切か・生きる喜びは何かを見失ったばかりに借金を背負ってしまった。
魔性の美貌を持った光源氏さえ己に自惚れず自分制御のもとに行動しているのに、私は魔性と言えるような能力も無いのに自惚れるという失態をおかしてきた。光源氏の物語が「色あせぬ魅力」ならば、私の人生は「色あせぬ誤解力」・・・勘違い人生まっしぐらだ。自分を愛し、大好きになっってしまっていたのだと思う。そんな男が恋だの愛だの語れるはずが無い。
正直、"魅力"とは具体的に何の力を言うのかはわからないが、見た目ではないことを願い、中身に力を感じさせるような人間になりたい。




話は戻って・・・源氏物語が本質を語るのは何も恋愛話だけではない。今では外国でも読まれているように、日本の伝統を映し出した作品として傑作の評価を得ているのだ。お金中心となっている今の世の中に、古きよき時代を蘇らせるべく源氏物語は多くの日本人に読まれるべきだと思う。私もこの作品を読み、女心・男心を勉強してみるのもいいのかもしれない。どうせどろどろするならお金ではなく、愛だの恋だの…そんな人生を送ってみたいものだ。そして、千年は無理でも、せめて生きている間は魅力を維持していたいものだ。
みなさんもいかがだろうか。今、千年紀というきっかけを逃してしまえば、もう読む機会など訪れないかもしれないのだから。手の届かないイケメン達に騒いでる暇など無いはず・・・しっかりとした理想の異性を見つける為に、千年の時を超える恋愛本質を身につけるのもいいのでは。


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