2008-03-16

着々と

今日、引越し先を探してもらっていた所から連絡があり物件詳細をＦＡＸで送ってもらった。
第一印象は東京は家賃が高いということ、わかってはいたがこれほどとは・・・。今住んでる地域なら5万円あれば住めそうな物件が2倍近い家賃を出さなければ住めないらしい。でも、職場からは近いし駅も近く、周りにはいろいろな公共施設もあり、閑静な場所で治安もよく、長年住んでいる人が多いアパートという田舎者にはうってつけだった。部屋はワンルームか１ＤＫくらいを考えていたが、紹介してもらったのは２ＤＫ。これなら親や友達が遊びに来ても大丈夫ということで頭の中ではほぼそこに決まったのだった。
ぼろアパートで不審者に怯えながら暮らすような、田舎者が都会に持つイメージそのままを想像していた私だが、以外と良好な物件を紹介してもらえたので安心した。
早速折り返し連絡して下見・契約手続きの説明を聞きに行く意思を伝えた。交通費が厳しいが妻も一緒に連れて行くことに。
着々と東京進出が現実に近づいてきた。

只今の借金5660000円　総返済額205000円　
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2008-03-15

選択

会社に退職の意思を告げてからいろいろあったが、このまま行けば円満退社となりそうだ。ここ1年間で十数人の退職者を見てきたが寿退社以外で円満な噂を聞いたことが無い。
聞こえてくる噂は"無断欠勤→逃亡"のパターンと"やめたいのに許可が下りず喧嘩→会社から無視"のパターンが多い。長い人では3ヶ月間ほぼ無視状態を続けられた人もいる。やめたいと告げて止められ喧嘩、3ヶ月待ってくれと言われ条件飲むも無視・・・こんな最悪パターンにはまらなくて良かった。

今日は有り余っている有給休暇について上司にさりげなく相談してみた。買取要求は今勤務してる会社では無駄だという前例は聞いていたので、「少しでも消化したいのですが」と聞いたところ「何とか最後まで頼む」と言われた。
一応は有給休暇の事など下調べして拒否される筋合いの無いのは知っていたが、シフト的にギリギリなので断られるのも大体予想できた。だから相談という形だった。期待はしていなかったが、今まで10年働いて使った有給休暇は両手で足りるほど・・・みんなこんなものなのだろうか。ちょっともったいない気分だ。
今は税金対策だ財テクだと"自分が損しないように上手く権利を主張する事が利口だ"みたいな流れを感じるが、日本では昔から"義理"の存在も大切とされている。強引に「拒否するならしてみろ！」と有給休暇届けを出してしまうのも手だし、義理を重んじて自分の権利を棄てるのもまた生き方だと思う。
こうやってブログに書いていると自分の考えを客観的に見つめ直すことができるのだが、今考えれば有給休暇をごり押しするような人間じゃなくて良かったなって思う。もったいないけど。
周りとの和を大切にする・自分の権利を大切にする・・・この選択は本当に難しいと考えた一日だった。

2008-03-14

ロッカー掃除

今日は仕事のシフトが遅番だったので帰りは一人、退職間近なので帰り際にロッカーの整理整頓をしてみた。缶コーヒーの上に付いてくるおまけフィギア、ナンバーズ・ロト６の外れ券、殴り書きのメモ、数年前の給与明細・・・自分でもびっくりするほどのゴミが奥底からたくさん出てきた。
"周りを整理整頓しないと福は来ない"と自分に言い聞かせておきながらやっぱり実行できていない自分がいる。こういう甘さがきっと借金につながったんだろうと反省した。
常に気を張るというのはかなり大変な事だと思う。だからたまには気を緩めてゆっくりしたいと思ってしまう。けど、私は大きな失敗をしているのだから2回目は無いんだ。休む時は休む、気を張る時は精一杯気張る、このメリハリのある生活が日常になる事を願って、これからは今までに無かった非日常である"集中して気張る"ことに精進しなければいけないと思った。
掃除ってやっぱり大切だ。

2008-03-13

準備への心の準備

今日は休みだった。
前日飲んで帰ったのが朝4時過ぎなので昼過ぎまで寝ていた。目が覚めても頭が痛かったのでそのまま布団に入ったままで1時間・・・大体回復したところでやっと起き上がるというゆっくりした一日のスタートだ。
起きてからはPCで前日分の借金返済作業をしながら夕方まで過ごす。その後、引っ越す際に荷物になりそうな服を妻がリサイクルに売りに行きたいと言うので同行した。修学旅行から帰る時に引きずって歩くような袋2つ分だったが、お金になったのはその半分程度で200円いかず。そのお金は帰りに寄ったスーパーで特売のアイス3個に変わったのだった。

引越しの準備を妻に任せきりだがそろそろ私もやらないといけない。捨てるに捨てられない、手放すのが惜しいものだらけで手を付けられないでいたが、まさか部屋そっくりそのままを東京まで持っていくわけにはいかない。このブログの最初のほうで書いた"整理整頓"を今実行すべきなんだ。
新しいスタートへ向けて。

2008-03-12

報告

今日は仕事が早上がりの日だったので、昔お世話になった人へ上京する事を報告してきた。
一人は私にとっての大親分的存在で、私の仕事に関する考え方の基礎を作ってくれた師匠だ。その人も東京で勉強しただけあって私の決意を喜んでくれた。到底追い越せるとは思っていないが頑張り次第では並ぶことができるかもしれない…そんな淡い期待を抱きつつ、頑張ってきますという報告をしてきた。別れ際に名刺を渡してくれて「手紙くれよ」という温かい言葉ももらったのだった。
二人目はそんな大親分の下で一緒に働いていた先輩だ。やはり上がしっかりした人なのでその人も尊敬に値する。報告すると喜んでもらえ話がはずみ、予想していた通りそのまま後輩を呼び出して飲み会へと発展した。

今までお世話になった人から「頑張れよ！」とエールをもらう、本当に嬉しい限りだ。こりゃ早々と挫折して「ただいま」なんて言ったら笑われてしまうな。

2008-03-11

振り返って

今日も相変わらずの自転車通勤をした。手袋が必須だった寒い冬もだんだんと暖かくなってきたようで嬉しい。
仕事から帰宅してからはご飯を食べて少しゆっくりし、それからいつもと同じ借金返済作業をして今まで書いた自分制御ブログを読み直していた。
今思えばいろんな事を考えてブログに残してきたんだなと偉そうに振り返る自分がいたので危険だと感じた。借金はほとんど減ってないし転職だってまだ実現していない。また"自分バブル(9月5日記事参照)"が大きくなってしまうところだった。
安心するのはまだまだ全然早いんだ。いちいち引き締めなければいけない自身の性格はかなり厄介だと思うが、今後も気をつけながら現実だけを見て生きたいと思ったのだった。

2008-03-10

勝手に運命共同体

転職先が決まってからいろいろな人に話が広まったが、皆に驚かれ「どうして？」の質問を受ける。おそらく私の年齢とここ半年間での変化に違和感を感じるからだと思う。
普通、結婚してから30近くになって上京など考えない。言うなら逆のパターンが普通だ。"借金返済の為に"が私のきっかけだが、それにしても思い切ったことをやり遂げたなという感は自分でもある。ギャンブルで600万も借金作るくらいだから単発的な思い付きでの行動力はあるのかもしれない。問題は持続力の方だ。
"やるしかない"という開き直りの気力はあるし、"もう逃げられない"という使命感もあるが、やはり今までの自分を一番よく知っているので不安も多少ある。でも、そんな時に似たような境遇にある借金ブロガーが自分を制御しながら頑張っているのを見ると"やらなければいけない"という気持ちになってくる。不思議なもので同じ苦しさを味わった者同士は会ったことも直接話したことも無いのに境遇が同じというだけで「勝手に運命共同体」となるものだ。
ある人が挫折しそうになれば赤の他人のはずなのに何故か一緒に落ち込んでしまう。ある人が一歩進めば自分の事のように経過を知りたくなりついついブログを訪問してしまう。そして、自分も触発される。
今まではこのように自分と同じ境遇の人を見つけようとしなかったし、偶然見つけても全く興味を持たなかった。ゆえに自分の中に人間らしさを感じられなかったが、生きる方向を180度転換したら今更ながら人間らしい自分を発見できたように思う。無償の、損得関係の無い、義理という堅苦しい観念の無い、人情だけでの繋がりだ。

これからも続く【借金の・借金による・借金の為の人生】では、もちろんお金も大切だがそれ以上に大切な"人との繋がり"によって自分が磨かれていけばと思う。